[ 2702 ] 日本マクドナルドHDの株主優待と銘柄分析
[ 2702 ] 日本マクドナルドHDのとり丸的買い判断
- 収益性:
- 成長性:
- 利回り:
- 割安さ:
- 安全性:
指標 | 数値 | コメント |
---|---|---|
収益性 (ROE) | 11.1% | ROEは単年度だけでなく長期的に見ても安定的に10%を上回って いるので安定的な収益システムが構築されています。 |
成長性 (売上伸び) | 7% | グローバル全体でマクドナルドの店舗数を増やすというフェーズに 入っており、日本のマーケットも対象に。店舗数増による売上高の 向上に期待ができます。またデジタル・カフェ・デリバリーの戦略 にもフォーカスしており更なる売り上げ増なるか? |
利回り | 0.6% | 配当性向は22%、配当利回り0.6%とインカムゲインとしての 魅力はあまりありません。配当政策にも中長期的な成長による株主 への還元をしていくとの記載あり。 |
割安さ (PER) | 32.1倍 | 1株当たり当期純利益と株価を比較すると割高と判断。株価が かなり高くなってきて中々に手が出しづらい金額に。。。 |
安全性 (自己資本) | 72.8% | 自己資本比率に関しては超が付く、超優良企業だといえると思い ます。果たしてこの内部留保をどのように成長投資へ還元して いくのかが楽しみです。 |
とり丸的 各指標の判断基準も下のボックスに記載しているので、どういうロジックで判断したかも併せて見てみてね!
- とり丸的 各指標の判断基準
-
- 収益性・・・今期予想ROEで判断
[ 星5 ] 15%以上 [ 星4 ] 10%以上 [ 星3 ] 7%以上
[ 星2 ] 3%以上 [ 星1 ] 3%未満 - 成長性・・・総売上高の伸び率で判断
[ 星5 ] 15%以上 [ 星4 ] 10%以上 [ 星3 ] 5%以上
[ 星2 ] 1%以上 [ 星1 ] 1%未満 - 利回り・・・今期配当の配当利回りで判断
[ 星5 ] 4%以上 [ 星4 ] 3%以上 [ 星3 ] 2%以上
[ 星2 ] 1%以上 [ 星1 ] 1%未満 - 割安さ・・・今期予想PERにて判断
[ 星5 ] 10倍未満 [ 星4 ] 10倍以上 [ 星3 ] 15倍以上
[ 星2 ] 25倍以上 [ 星1 ] マイナス - 安全性・・・直近の自己資本比率で判断
[ 星5 ] 60%以上 [ 星4 ] 40%以上 [ 星3 ] 30%以上
[ 星2 ] 10%以上 [ 星1 ] 10%未満
- 収益性・・・今期予想ROEで判断
[ 2702 ] 日本マクドナルドHDの株価・基本情報
[ 2702 ] 日本マクドナルドHDの株価指数
株 価 | 時価総額 | PER | PBR |
6860 | 9121億円 | 32.1倍 | 4.0倍 |
ROE | 自己資本比率 | 配当利回り | 配当性向 |
11.1% | 72.8% | 0.6% | 22.2% |
- PER ➢ 株価が割安か割高かを判断するための指標。日本の上場企業の平均は15倍程度なのでそれ以下であれば割安と判断される傾向に!
- PBR ➢ PERと同様株価の割安さを測る指標。PBRが1倍未満だと割安と判断される傾向に!「株価÷1株純資産」で計算が出来ます。
- ROE ➢「企業がどれぐらい効率よくお金を稼いでいるか」を示す財務指標。業種によって平均値が異なりますが一般的には10倍を上回ると優良企業と判断。
[ 2702 ] 日本マクドナルドHDの会社概要
日本マクドナルド株式会社は、直営店方式による店舗運営とともにフランチャイズ方式による店舗展開を通じハンバーガーレストラン事業を展開しています。米国マクドナルド・コーポレーションから許諾されるライセンスに対するロイヤルティーも支払っています。
日本国内においては約7割以上がフランチャイズ店舗となっています。フランチャイズ店舗を経営するフランチャイジーに対してノウハウ及び商標等のサブ・ライセンスを許諾し、フランチャイジーからロイヤルティー収入も大きく発生しています。
[ 2702 ] 日本マクドナルドHDの配当金
配当実績 | |
---|---|
2023年12月期 | 42円 |
2022年12月期 | 39円 |
2021年12月期 | 39円 |
2020年12月期 | 36円 |
2019年12月期 | 33円 |
2018年12月期 | 30円 |
日本マクドナルドHDの配当金は長らく30円でしたが2019年より3円ずつの増配傾向にあります。配当政策として、「内部留保資金は将来の事業発展に必要不可欠な成長投資として活用」。中長期的な成長による企業価値向上にて株主の期待に応えるとのこと。
配当性向は22%とまだまだ余力はあるので減配の可能性も低そうですが、インカムゲインはあまり期待できなさそうです。
[ 2702 ] 日本マクドナルドHDの銘柄分析
[ 2702 ] 日本マクドナルドHDの売上高&収益性
2015年から売上高は毎年成長し続けています。店舗数は横ばいですが店舗数も増やしていくというグローバルの目標もあるので売上は引き続き伸びていくかと思います。
純利益率も6.6%と同業種に比べると高く、フランチャイズ比率が高いことによる経営効率の高さが伺えます。
[ 2702 ] 日本マクドナルドHDの利益
2015年には異物混入の報道が大きくされ、売上高を大きく落とすもそこから売上・利益ともに右肩上がりで成長を続けています。
[ 2702 ] 日本マクドナルドHDのEPS&BPS
EPS | BPS | |
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2023年12月期 | 189 | 1704 |
2022年12月期 | 149 | 1554 |
2021年12月期 | 180 | 1460 |
2020年12月期 | 151 | 1316 |
2019年12月期 | 126 | 1198 |
2018年12月期 | 165 | 1099 |
EPS&BPSともに外食企業の中ではトップクラスの数字をたたき出しております。安心して持てる外食企業の銘柄ですね。
- EPS ➢ 「1株当たり純利益」と言われ、EPSが高ければ高いほど
「収益力」と「成長性」の2つが分かると言われています。 - BPS ➢ 「1株当たり純資産」と言われ、企業の安全性を知ることができます。
[ 2702 ] 日本マクドナルドHDの財務健全性
自己資本 比率 | ネットD 純利益倍率 | |
---|---|---|
2023年12月期 | 72.8 | △2.6 |
2022年12月期 | 74.5 | △3.0 |
2021年12月期 | 74.6 | △3.1 |
2020年12月期 | 75.1 | △3.0 |
2019年12月期 | 71.8 | △3.4 |
2018年12月期 | 69.6 | △1.4 |
2019年からは安定的に自己資本比率が70%を超えており財務健全性において超優良企業といえます。
- 自己資本比率 ➢ 企業の安全性を示す指標。会社の財産が誰の資金で成り立っているのかを知ることができ、高ければ高いほど自立した会社といえます。70%を超えていたら超優良企業で倒産リスクが極めて低いといえる。
- ネットD純利益倍率 ➢ 当期純利益に対して何倍の純有利子負債を抱えているかを表す指標。マイナスになっている場合は財務健全性が高いと判断できる。
[ 2702 ] 日本マクドナルドHDのフランチャイズ比率
出店形態 | 店舗数 | 比率 |
直 営 | 859店 | 29.0% |
フランチャイズ | 2108店 | 71.0% |
合 計 | 2967店 | 100% |
外食企業に多くみられるフランチャイズシステム。フランチャイジーに店舗経営を任せる事で投資・営業にかかるコスト・人材育成などを委託する事ができ営業効率が非常によくなります。
そんな中、日本マクドナルドHDのフランチャイズ比率は同業種に比べ比較的高いので多くのロイヤリティ収入を得ることができます。
[ 2702 ] 日本マクドナルドHDの株主優待
日本マクドナルドHDに株主優待はあるの?
必要株数 | 優待内容 | 備考 |
100株以上 | 1冊(年間 2冊) | ・バーガー類、サイドメニュー、ドリンクの商品お引換券が6枚ずつで1冊。 ※長期保有条件 2024年6月末:6カ月以上継続保有 2024年12月末以降:1年以上継続保有 ■贈呈時期 確定日6月末:9月下旬 確定日12月末:翌年3月末 |
500株以上 | 3冊(年間 6冊) | |
1000株以上 | 5冊(年間 10冊) |
株主優待は「マクドナルド」で利用できる食事優待券。食事優待券でよくある〇円分とかではなく、バーガー・サイド・ドリンクを1つずつ好きなものが選べるシステムになっています。(単品利用可)
期間限定商品や高額バーガーを選ぶことももちろん出来るので注文する内容によって大きく優待利回りが変わるようになっています。
株主優待変更履歴
変更日時 | 変更内容 |
2023年12月19日 | 継続保有の要件なしから長期保有の条件が追加 |
優待利用可能店舗
日本国内のマクドナルド店舗で利用が可能。(一部ご利用いただけない店舗もあるようです)