[ 7550 ] ゼンショー ホールディングスの株主優待と今後の見通し [ 株価診断 ]

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[ 7550 ] ゼンショー HDのとり丸的買い判断

  • 収益性:
  • 成長性:
  • 利回り:
  • 割安さ:
  • 安全性:
指標数値コメント
収益性
(ROE)
7.0%ROEに関しては7.0%と収益力には機会点がありか。フランチャイズ
比率もそれほど高くなく直営での営業が多く、営業効率に機会点が
あるように思いますね。またF&Pコストが外食の中では高めか?
成長性
(売上伸び)
18.3%積極的な買収もあり売上の伸びに関しては非常に順調。買収だけが
要因ではなく、すき家といった牛丼事業に関しても+21.7%、
ファストフードは+30.4%と足元の売上も順調。
利回り0.8%株価が非常に高くなっているため、配当利回りは0.8%と
物足りない結果となりました。配当性向はまだ27.5%と
まだ増やしていく余地はありそうです。
割安さ
(PER)
36.0倍PERは36.0倍と決して割安とは言えない株価にはなっています。
PBRも5.1倍と割高水準といえると思います。
安全性
(自己資本)
28.2%自己資本比率は28.2%とかなり低めとなっております。
買収の影響もあり2000億の有利子負債などもあるので
財務状況に関しては不安がありますね。

とり丸的 各指標の判断基準も下のボックスに記載しているので、どういうロジックで判断したかも併せて見てみてね!

とり丸
とり丸
Q
とり丸的 各指標の判断基準
  • 収益性・・・今期予想ROEで判断
    [ 星5 ] 15%以上 [ 星4 ] 10%以上 [ 星3 ] 7%以上
    [ 星2 ] 3%以上 [ 星1 ] 3%未満
  • 成長性・・・総売上高の伸び率で判断
    [ 星5 ] 15%以上 [ 星4 ] 10%以上 [ 星3 ] 5%以上
    [ 星2 ] 1%以上 [ 星1 ] 1%未満
  • 利回り・・・今期配当の配当利回りで判断
    [ 星5 ] 4%以上 [ 星4 ] 3%以上 [ 星3 ] 2%以上
    [ 星2 ] 1%以上 [ 星1 ] 1%未満
  • 割安さ・・・今期予想PERにて判断
    [ 星5 ] 10倍未満 [ 星4 ] 10倍以上 [ 星3 ] 15倍以上
    [ 星2 ] 25倍以上 [ 星1 ] マイナス
  • 安全性・・・直近の自己資本比率で判断
    [ 星5 ] 60%以上 [ 星4 ] 40%以上 [ 星3 ] 30%以上
    [ 星2 ] 10%以上 [ 星1 ] 10%未満

ゼンショー HDの株価・基本情報

STOCK INDEX

ゼンショー HDの株価指数

株 価時価総額PERPBR
62869807億円36.0倍5.1倍
ROE自己資本比率配当利回り配当性向
7.0%28.2%0.8%27.5%
とり丸の指標 ワンポイント解説
  • PER ➢ 株価が割安か割高かを判断するための指標。日本の上場企業の平均は15倍程度なのでそれ以下であれば割安と判断される傾向に!
  • PBR ➢ PERと同様株価の割安さを測る指標。PBRが1倍未満だと割安と判断される傾向に!「株価÷1株純資産」で計算が出来ます
  • ROE ➢「企業がどれぐらい効率よくお金を稼いでいるか」を示す財務指標。業種によって平均値が異なりますが一般的には10倍を上回ると優良企業と判断。
DIVIDEND

ゼンショー HDの配当金

配当実績
2024年3月期50円
2023年3月期24円
2022年3月期22円
2021年3月期20円
2020年3月期20円
2019年3月期18円

2024年3月期の配当は50円!!2023年3月期に比べて2倍以上となりました!要因としてセールス好調、各コストの削減による各利益が前回発表を上回った為!!

2倍にはなりましたが配当利回りは0.8%とまだまだ物足りないレベルですね。。。株価が高すぎる。。。

とり丸
とり丸

ゼンショー HDの会社概要

ゼンショーHDは「外食事業」と「小売事業」の2つがあります。その中で90%の売上シェアを持つ「外食事業」には大きく分けて「牛丼」「レストラン」「ファストフード」「その他」を展開しています。

ゼンショーHDは関係会社133社を含め134社により構成される「外食産業」の中でもトップクラスのブランドとなっております。

MANAGEMENT PHILOSOPHY

ゼンショー HDのメインブランド

MANAGEMENT PHILOSOPHY

ゼンショー HDの経営理念

世界には、すべての人が食べることができる十分な食料があるにもかかわらず、過剰な国と不足している国とのアンバランスが一部地域での飢餓を生んでいると言われています。
ゼンショ―グループは、世界の食事情を変えることのできるシステムと資本力を持った「フード業世界一」企業となり、世界から飢餓と貧困を撲滅することを目指します。

DIVIDEND

ゼンショー HDの事業の特徴

外食事業-牛丼カテゴリ(売上シェア33.6%)

  • 牛丼チェーンの「すき家」を直営展開
  • 丼ぶり・京風うどんの「なか卯」を直営及びFCで展開

外食事業-レストランカテゴリ(売上シェア15.0%)

  • ファミリーレストランの「ココス」等を直営及びFC展開
  • ハンバーグ&ステーキレストラン「ビッグボーイ」「ヴィクトリアステーション」を直営展開
  • パスタ専門店の「ジョリーパスタ」を直営展開
  • 焼肉レストランの「熟成焼肉いちばん」「宝島」「牛庵」を直営展開
  • 和食レストランの「華屋与兵衛」を直営展開

外食事業-ファーストフードカテゴリ(売上シェア24.7%)

  • 100円寿司チェーンの「はま寿司」を直営展開
  • ラーメン専門店の「伝丸」等を関東・中部中心に直営展開
  • とんかつ専門店の「かつ庵」を関東・中部中心で直営展開
  • チキンライス専門店の「The Chicken Rice Shop」等をマレーシアで直営展開
  • フェアトレードコーヒーのカフェ「モリバコーヒー」等を関東中心に直営展開

外食事業-その他(売上シェア16.6%)

  • 米国、カナダ、オーストラリアで寿司のテイクアウト店を展開
  • 株式会社テクノ建設は、店舗設備・メンテナンスを主な事業
  • 株式会社グローバルテーブルサプライは、備品・ユニフォーム等の販売を主な事業

小売事業-その他(売上シェア10.0%)

  • 株式会社ジョイマートはスーパーマーケット経営
  • 株式会社ユナイテッドベジーズは青果の販売を主な事業

メインである外食事業は大きく分けて4つのカテゴリーがあり売上シェアは90%!!ゼンショーHDは今まで数々のブランドを買収してきてここまで大きくなりました!

海外事業も含めるとその店舗数は10283店舗!!日本だけではなくグローバルに事業を手掛けるブランドですね!

とり丸
とり丸

ゼンショー HDの銘柄分析

SALES & PROFITABILITY

ゼンショー HDの売上高&収益性

新型コロナにより外食産業が大きく苦戦した2021年3月期も売上高の減少幅は他企業に比べると大きく優位性あり。毎年国内でも80~100店舗規模の新規出店と大きく売上高を伸ばしてきています。

海外事業に関しても約300店舗単位での出店を毎年実施しています。

とり丸
とり丸
PROFIT

ゼンショー HDの利益

利益に関しては外食産業の中では特別高くないようです。要因として直営比率の高さや原価が46%程度という高いフードコストの高さが出ていそうです。

フランチャイズ比率を増やして経営を効率的にしたり、フードコストをどこまで気詰められるかがゼンショーHDの収益改善の大きなキモになりそうですね。

とり丸
とり丸
PROFIT EPS BPS

ゼンショー HDのEPS/BPS

EPSBPS
2024年3月期192
2023年3月期87761
2022年3月期91679
2021年3月期14560
2020年3月期77563
2019年3月期68496
とり丸の指標 ワンポイント解説
  • EPS ➢ 「1株当たり純利益」と言われ、EPSが高ければ高いほど
         「収益力」と「成長性」の2つが分かると言われています。
  • BPS ➢ 「1株当たり純資産」と言われ、企業の安全性を知ることができます。
PROFIT FINANCIAL SOUNDNESS

ゼンショー HDの財務健全性

自己資本
比率
ネットD
純利益倍率
2023年3月期24.614.2
2022年3月期24.213.5
2021年3月期21.584.4
2020年3月期23.614.4
2019年3月期19.115.6
2018年3月期22.815.5

自己資本比率に関しては決して高くはない状況。。。やはり数々のブランドを買収する為に銀行借り入れが高くなっているのか。純有利子負債に関しては約2000億円!

ネットD純利益倍率に関しても14.2と現在の利益額だと14年で現在の借金を返す計算なので財務健全性は決して高くないといえますね。

とり丸
とり丸
とり丸の指標 ワンポイント解説
  • 自己資本比率 ➢ 企業の安全性を示す指標。会社の財産が誰の資金で成り立っているのかを知ることができ、高ければ高いほど自立した会社といえます。70%を超えていたら超優良企業で倒産リスクが極めて低いといえる。
  • ネットD純利益倍率 ➢当期純利益に対して何倍の純有利子負債を抱えているかを表す指標。借金を利益で何年で返せるか?と言い表すことが出来ます。マイナスになっている場合は財務健全性が高いと判断できる。バフェットが投資している優良企業はどこも3~4倍程度。
SEGMENT

ゼンショー HDのセグメント

ゼンショーHDに関しては90%が外食事業です。国内の牛丼・レストラン・ファストフードにも注力していますが最近目立つのは海外の外食事業の伸び具合!

北米や英国で「すしチェーン」を手掛ける「スノーフォックス」を買収し、ドイツで「寿司のテイクアウト専門店」を展開する「スシ・サークル・ガストロノミー」を買収!海外事業の買収がこれからもどんどん進んでいきそうですね。

とり丸
とり丸

ゼンショー HDの株主優待

STOCK BENEFITS

ゼンショー HDに株主優待はあるの?

必要株数優待内容備考
100株以上2枚 1,000円相当
(年間 4枚)
株主優待食事券 1枚当たり500円相当
300株以上保有の株主は代替品交換制度が利用可能
優待券を返送した場合、優待券3,000円分1冊につき、
下記いずれか1セットと代替が可能。(2024年3月)
①すき家 牛丼の具
②なか卯 親子丼の具
③トロナジャパン ピッツァセット
④トロナジャパン レンジで簡単焼き魚セット
⑤トロナジャパン しっとり生地のロールケーキ
⑥ゼンショー 黒毛和牛 ローストビーフ
⑦ゼンショーライス お米食べ比べセット
⑧善祥園 十勝牛ビーフカレー
⑨THINK EARTH COFFEE
 ドリップバッグコーヒーセット
⑩ゼンショーフェアトレード
 月替わりレギュラーコーヒー(粉)
⑪ゼンショーかがやき子ども財団
 寄付募集
⑫ゼンショーサポーターズクラブ
 入会費・年会費

■贈呈時期
確定日3月末:6月
確定日9月末:12月
300株以上6枚 3,000円相当
(年間 12枚)
500株以上12枚 6,000円相当
(年間 24枚)
1,000株以上24枚 12,000円相当
(年間 48枚)
5,000株以上60枚 30,000円相当
(年間 120枚)

株主優待はゼンショーHDグループで利用できる食事優待券!!100株保有だと年間で2000円の優待券をもらう事ができます。株価が非常に高いので株主優待目当てで買うのは中々ハードルが高そうですね。

とり丸
とり丸
STOCK BENEFITS HISTORY

株主優待変更履歴

変更日時変更内容優待内容
2010年頃改悪100株保有で年間2000円
調査中100株保有で年間6000円

ゼンショー HDは結論、買い時なのか?

ゼンショーHDは結論、買い時なのか!?

とり丸てきには割高と判断して当分買わないかなぁと思います。。。ゼンショーHDは企業の買収に対して非常に積極的で、国内だけでなく海外事業をも買収し売上高を大きく伸ばし続けています。

反面、有利子負債に関しては2000億円あったり、自己資本比率が非常に低いなど財務面にも不安があります。

キャピタルゲインはもしかしたら得られるかもしれませんが、この株価でこの配当・優待利回りだとあまり魅力的には感じません。

PBRやPERをみても割高感がどうしても拭えないかなと思います。収益力に関しても利益率2.0~3.5%というのは非常に低くエネルギー高騰や原材料高騰によりすぐに吸収されそうな利益率かと。。。

さぁ、このとり丸予想は今後どうなるのか!?株価6286円を超えているのか、下がっているのか!?近い将来答え合わせを自分でしてみたいと思います。

2024年4月7日

とり丸
とり丸

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とり丸 株主優待マニア
とり丸 株主優待マニア
金融資産4000万円達成!!
株式投資・株主優待・クレジットカードをはじめとしたマネーに関する情報収集が大好きです!自身のマネーリテラシーをより高める事ができるよう現在も勉強中!!
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