[ 2752 ] フジオフードグループ本社の株主優待と今後の見通し [ 株価診断 ]
[ 2752 ] フジオフードグループ本社のとり丸的買い判断
株 価 | 時価総額 | PER | PBR |
1431 | 649億円 | 249.0倍 | 45.9倍 |
ROE | 自己資本比率 | 配当利回り | 配当性向 |
N/A | 7.0% | 0.0% | 0.0% |
- 収益性:
- 成長性:
- 利回り:
- 割安さ:
- 安全性:
指標 | 数値 | コメント |
---|---|---|
収益性 (ROE) | N/A | 2023年12月期時点で赤字の為、ROEは計測不能に。 まずは黒字転換をするのが最優先の企業です。 |
成長性 (売上伸び) | △3.2% | 不採算店舗の撤退などもあり売上高は前年割れに。。。 閉店の流れは一旦止まりそうなので今期は前年越えを してほしいですね。 |
利回り | 0.0% | 配当金は2021年12月期の3円を最後に無配転落。 2019年の黒字の時も11円とそれほど利回りは 良くなさそうですね。 |
割安さ (PER) | 249倍 | PERの3ケタは始めてみました!!この数字だけ見ると 超割高といえそうです。 |
安全性 (自己資本) | 7.0% | 自己資本比率は7%とかなり厳しい状況にありますね。 有利子負債に関しては59億1500万円と相当な 金額の借入をしてしまっていますね。。 |
- PER ➢ 株価が割安か割高かを判断するための指標。日本の上場企業の平均は15倍程度なのでそれ以下であれば割安と判断される傾向に!
- PBR ➢ PERと同様株価の割安さを測る指標。PBRが1倍未満だと割安と判断される傾向に!「株価÷1株純資産」で計算が出来ます。
- ROE ➢「企業がどれぐらい効率よくお金を稼いでいるか」を示す財務指標。業種によって平均値が異なりますが一般的には10倍を上回ると優良企業と判断。
- とり丸的 各指標の判断基準
-
- 収益性・・・今期予想ROEで判断
[ 星5 ] 15%以上 [ 星4 ] 10%以上 [ 星3 ] 7%以上
[ 星2 ] 3%以上 [ 星1 ] 3%未満 - 成長性・・・総売上高の伸び率で判断
[ 星5 ] 15%以上 [ 星4 ] 10%以上 [ 星3 ] 5%以上
[ 星2 ] 1%以上 [ 星1 ] 1%未満 - 利回り・・・今期配当の配当利回りで判断
[ 星5 ] 4%以上 [ 星4 ] 3%以上 [ 星3 ] 2%以上
[ 星2 ] 1%以上 [ 星1 ] 1%未満 - 割安さ・・・今期予想PERにて判断
[ 星5 ] 10倍未満 [ 星4 ] 10倍以上 [ 星3 ] 15倍以上
[ 星2 ] 25倍以上 [ 星1 ] マイナス - 安全性・・・直近の自己資本比率で判断
[ 星5 ] 60%以上 [ 星4 ] 40%以上 [ 星3 ] 30%以上
[ 星2 ] 10%以上 [ 星1 ] 10%未満
- 収益性・・・今期予想ROEで判断
とり丸的 各指標の判断基準も上のボックスに記載しているので、どういうロジックで判断したかも併せて見てみてね!
フジオフードグループ本社の会社概要
フジオフードグループ本社は、各種業態の飲食店の経営及び飲食店のフランチャイズ本部の経営が主な事業となっております。取り扱っているブランドには「串家物語」や「まいどおおきに食堂」「喫茶店ピノキオ」「つるまる」などがあります。
フジオフードグループ本社の株主優待
フジオフードグループ本社に株主優待はあるの?
必要株数 | 優待内容 | 備考 |
100株以上 | ◆以下より1点を選択(3,000円相当) 1、自社PB商品(コシヒカリなど) 2、株主優待食事券(3,000円相当) | ■贈呈時期 確定日6月末:申込書を9月に発送 確定日12月末:申込書を1月末に発送 |
300株以上 | ◆以下より1点を選択(6,000円相当) 1、自社PB商品(コシヒカリなど) 2、株主優待食事券(6,000円相当) | |
1000株以上 | ◆以下より1点を選択(12,000円相当) 1、自社PB商品(コシヒカリなど) 2、株主優待食事券(12,000円相当) |
フジオフードグループ本社の株主優待は人気で有名です。3000円分の優待食事券を年2回、1年で6000円もらえます。近くに店舗がない人の為に、自社PB商品を選ぶこともできます。
PB商品は「お米」や「串かつセット」「カレー」などから選ぶことが出来ます!
株主優待変更履歴
変更日時 | 変更内容 | 優待内容 |
2019年11月7日 | 拡充 | 株式分割を実施後も優待に必要な 株数に変更がなかった為、実質拡充 |
フジオフードグループ本社の見どころ!!
① 新規出店の余力はなく、規模縮小の流れが続くか?
店舗数の推移に関しては2022年12月期から2023年12月期にかけて58店舗の閉店となっております。主力ブランドである「まいどおおきに食堂」や「串家物語」の店舗数も減っているのが残念ですね。。
2023年12月期の戦略に不採算店舗の閉店とあったので仕方ないかもしれませんがかなりの店舗数が減ってしまって不安に感じてしまいますね。。。
② 直営比率が非常に高く、利益率の高いFC加盟店開発がカギ!
2023年12月末時点での、フジオフードグループ本社の総店舗数は735店舗となっております。直営の店舗数が過半数以上を占めているのでフランチャイズ比率を今後高めることが出来れば経営効率が上がり収益性があがるかもしれませんね。
2024年12月期の計画ではFC・業務委託店への転換が3店舗、FC店による新規出店が10店舗。この収益状況のFCは素人目に見てもあまり魅力は感じませんね。。。
③ 不採算店舗閉店による止血と経常黒字の定着化!
2023年では不採算店舗の撤退やFL率(食材費&人件費)の削減に努めるも、当期純利益は7億600万円の赤字に。。。前期の34億円の赤字に比べたらマシなものの以前苦しい状況は続いています。
2024年からはFC開発を強化しようとするも直営が赤字になるというこのビジネスモデルを改善しない事には加盟希望も増えそうにはありませんね。。。
フジオフードグループ本社の株価診断
フジオフードグループ本社の株価指数
フジオフードグループ本社の売上推移
フジオフードグループ本社の利益推移
フジオフードグループ本社の収益性と財務健全性
- EPS ➢ 「1株当たり純利益」と言われ、EPSが高ければ高いほど
「収益力」と「成長性」の2つが分かると言われています。 - BPS ➢ 「1株当たり純資産」と言われ、企業の安全性を知ることができます。
- 自己資本比率 ➢ 企業の安全性を示す指標。会社の財産が誰の資金で成り立っているのかを知ることができ、高ければ高いほど自立した会社といえます。70%を超えていたら超優良企業で倒産リスクが極めて低いといえる。
- ネットD純利益倍率 ➢当期純利益に対して何倍の純有利子負債を抱えているかを表す指標。借金を利益で何年で返せるか?と言い表すことが出来ます。マイナスになっている場合は財務健全性が高いと判断できる。バフェットが投資している優良企業はどこも3~4倍程度。
フジオフードグループ本社のセグメント分析
フジオフードグループ本社は結論、買い時なのか?
フジオフードグループ本社は結論、買い時なのか!?
とり丸てきには黒字経営も出来ない企業の為、買う事はないと思います。外食産業の中では非常に直営比率が高く、中期計画にもあるようにFC加盟店を増やしていく事が経営の効率化に繋がりそうですね。しかし直営として赤字が出続けておりビジネスモデルとして破綻しているのでFC増はあまり期待出来なさそうですね。。。
Afterコロナで黒字転換する外食産業が多い中、2023年12月期も赤字のままと苦戦が続いています。購入するにしても黒字転換の兆しが見えてからでも良いかもしれません。
この株の大きな魅力の1つは株主優待といえそうです。年に2回、店舗で使える3000円分の株主優待は業績が悪くても手を出したくなりますよね。直近2年では株価1250~1350円のボックス相場なので優待がどうしても欲しい方は検討してみても良いかもしれませんね!
さぁ、このとり丸予想は今後どうなるのか!?株価1431円を超えてるのか、下がっているのか!?近い将来答え合わせを自分でしてみたいと思います。
2024年4月27日